「くれよんのくろくん」シリーズは、主に3歳〜5歳児のお子さんが楽しめる内容となっています。
この物語は10色のくれよんが舞台のお話しです。10色のくれよんたちは、それぞれ性別も性格も違います。主人公のくろくんは、自分の色が黒いことにコンプレックスを持ち、引っ込み思案で、自分に自信がもてません。そんなくろくんですが、あるきっかけで大活躍し、仲間のくれよんたちに認めてもらいます。実は、大活躍するきっかけを作ってくれたのは、くろくんのお兄さん的存在がいて、くろくんにそっと助言し、背中を押してくれたおかげなのです。そのおかげで、くろくんは、自分の黒色をだんだん好きになり、自信をつけ、どんどん成長していきます。
子どもの集団生活には、トラブルがつきものですが、子ども達同士で解決させるのは難しいものです。そこで、周りの大人がさりげなく助言し、子ども達の背中をそっと押して平和的にトラブルを解決させてあげることが大切で、いじめに発展しない流れにもっていくことが重要だと考えます。集団生活がはじまったばかりの子ども達や子どもに関わるすべての大人に、ぜひ読んでもらいたいシリーズです。
どのタイトルから読んでも違和感なく楽しめますが、以下の順番で読んでいただくと、くろくんの成長を実感できます。

(C)Miwa Nakaya

 

1)くれよんのくろくん
2)くろくんとふしぎなともだち
3)くろくんとなぞのおばけ
4)くろくんとちいさいしろくん

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